【9月23日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーのフェデックス・カップ(FedEx Cup 2016)プレーオフ最終戦、ザ・ツアー選手権(THE TOUR Championship 2016)が22日、米ジョージア(Georgia)州アトランタ(Atlanta)のイーストレークGC(East Lake Golf Club)で開幕し、全米オープン選手権(2016 US Open Championship)覇者のダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)を筆頭に、松山英樹(Hideki Matsuyama)、ケビン・チャッペル(Kevin Chappell、米国)が4アンダーで並び、首位発進した。

 世界ランク2位のジョンソンは、2週間前のBMW選手権(BMW Championship 2016)を制してプレーオフのポイントランキング首位として臨んだ今大会の初日で、最終ホールのバーディーを含む5バーディー、1ボギーを記録し、プレーオフの勝者に与えられる1000万ドル(約10億円)のボーナス賞金獲得に向けて好スタートを切った。

 一方、24歳の松山はパットが絶好調で「66」の好スコアをたたき出した。しかし、世界屈指のショット精度を持つ松山はアイアンには手こずり、パーオンに成功したのは11ホールににとどまった。

 松山は、「今日はパッティングとショートゲームに助けられた」と振り返ると、「打球の感触が良くなかった」と悔やんでいた。

 首位と1打差の4位タイグループには、この日4バーディー、1ボギーで3アンダーを記録した世界ランク1位のジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)をはじめ、韓国のキム・シウ(Si Woo Kim)と米国のケヴィン・キスナー(Kevin Kisner)が並んだ。

 昨年フェデックス・カップを制したジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)は、さらに1打差の2アンダーを記録し、北アイルランドのロリー・マキロイ(Rory McIlroy)、イングランドのポール・ケーシー(Paul Casey)、そして欧州と米国の対抗戦、ライダーカップ(The 41st Ryder Cup)の米国代表入りを目指すジャスティン・トーマス(Justin Thomas)と7位タイにつけている。(c)AFP