【9月19日 AFP】18日に行われたイングランド・プレミアリーグ第5節の試合で、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)がワトフォード(Watford FC)に1-3で敗れ、公式戦3連敗を喫したことについて、OBのポール・スコールズ(Paul Scholes)氏は「だらしない」と切り捨てている。

 ユナイテッドは格下ワトフォードに3失点を喫すると、10代の新星マーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)のゴールが精いっぱいで、敵地で完敗を喫した。すると、現在BTスポーツ(BT Sport)でテレビ解説者を務めるスコールズ氏は、自らの古巣を容赦なく批判した。

「ボールを持ったときのクオリティーは相変わらずお粗末だった。残念だが、これが現在の実力ということなんだろう。何をすべきなのかわからず、右往左往という感じだった」

「唯一の光明はラシュフォードだろうね。絶好調ではなかったが、それでも脅威になっていたように見えた。とにかく、ボールを持ったときのユナイテッドはひどいとしか言いようがなかった」

「個人としてもダメ。ポゼッションしてもダメ。あまりにもだらしない。相手に簡単にボールを渡すことが多すぎる」

 2013年に引退したスコールズ氏だが、クラブ一筋の現役時代ではユナイテッドの中盤に君臨し続けた。そして現在のチームにおける最大の問題は、その中盤にあると考えている。

 スコールズ氏は、かつての同僚で、この日はベンチを温めるだけに終わったマイケル・キャリック(Michael Carrick)を先発で起用すべきだと主張し、ポール・ポグバ(Paul Pogba)の相棒として、マルアン・フェライニ(Marouane Fellaini)は不相応だと考えているようだ。

「フェライニは悪くないと思っていたし、実際に相手を止める仕事はこなしているが、マンチェスター・ユナイテッドではそれ以上が求められる。防波堤になる選手はたしかに必要だが、彼のポジションならもっと試合をうまくコントロールして、高い位置でプレーし、前線にパスを出せなくてはならない」

「最初の3試合か4試合のフェライニのプレーもそうだが、キャリックがそこにいない理由がまったく理解できない。昨年は退団しかけていたし、今季はまだ1分も使われていない。だから彼がどういう状況にあるのか、僕にはわからない」

「(バスティアン・)シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)は、監督の好みではないことがはっきりしている。いずれにせよ、中盤の司令塔が必要だ。今日はワトフォード戦だったんだ。アーセナル(Arsenal)戦ではない」

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