【9月6日 AFP】(更新)アフガニスタンの首都カブール(Kabul)で6日、国際慈善団体「ケア・インターナショナル(CARE International)」の施設が旧支配勢力タリバン(Taliban)による襲撃を受け、内務省によると6人が負傷した。同市では前日の5日にも、国防省庁舎近くで少なくとも41人が死亡する連続爆発事件が起きたばかり。

 事件は5日夜、自動車爆弾による大規模な爆発により始まり、シャレナウ(Shar-e-Now)地区にある同団体の建物からは黒い煙が立ち上がった。

 同団体の建物は元情報機関トップの事務所に隣接しており、どちらの建物が標的とされたのかは明らかではない。ケア・インターナショナルは「武装集団が、ケアのカブール支部そばにあるアフガン政府のものとみられる建物を襲撃した」と述べている。同団体職員は無事避難したという。

 内務省は当初、襲撃により1人が死亡したとしていたが、後の発表で、襲撃による死者はおらず、6人が負傷したのみだったと訂正。襲撃犯3人は治安当局により殺害され、建物の中にいた外国人10人を含む42人が救出されたという。

 アフガニスタン全土でこのところ攻勢を強めているタリバンは、襲撃の標的はシャレナウ地区で「宿泊施設を装っていた」外国の情報機関だったと主張している。タリバンは5日の連続爆弾事件でも犯行声明を出している。(c)AFP/Emal HAIDARY