【8月17日 AFP】スリランカ北部で17日、ゾウの群れと旅客列車が衝突し、3頭の子ゾウを含む4頭のゾウが死んだ。

 事故があったのはコロンボ(Colombo)の北約260キロのチェディクラム(Cheddikulam)のジャングル地帯を通る増強されたばかりの線路で、ゾウの群れは線路を横切ろうとしていた。事故による負傷者はいないという。

 スリランカではゾウは聖なる存在と考えられ法的に保護されているものの、毎年200頭近くが事故などで死んでいる。農地に迷い込んだゾウが農家に殺される事例が大半だ。

 一方、同国ではゾウの襲撃による死者は年間50人ほどに上っており、その大半はゾウの生息地のそばにつくられた村をゾウが襲う事例だという。(c)AFP