【8月5日 AFP】台湾・台北(Taipei)近郊の台湾桃園国際空港(Taiwan Taoyuan International Airport)で4日朝、動物の入ったコンテナが貨物積み下ろし場所で暑さの中、2時間にわたって放置され、鳥100羽以上、猫2匹、犬1匹が死ぬ出来事があり、当局が調査を開始した。

 動物たちはマレーシアに輸送される予定だったが、離陸の2時間前から通気孔のないコンテナに入れられて放置されていた。調査を行っている桃園(Taoyuan)市の動物保護管理当局によると、中にいた動物のうち、犬2匹が死んでおらず、熱中症の治療を受けたという。

 動物保護管理当局は5日、動物の死が故意と判断された場合、空港の地上職員には最高で懲役1年、罰金100万台湾ドル(約320万円)が言い渡されることになると述べた。

 地元メディアによると、この貨物積み下ろし場所は60度以上の温度になることがある。

 同空港の作業手順では、動物は離陸30分前に通気孔のあるコンテナの中に入れ、直ちに航空機に載せると定められているという。(c)AFP