【7月22日 AFP】2014年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2014)覇者であるマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)が21日、ゴラン・イワニセビッチ(Goran Ivanisevic、クロアチア)氏との師弟関係を解消したことを発表した。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)の優勝経験を持つイワニセビッチ氏は、2013年にチリッチのコーチングスタッフに加わると、2014年のチリッチの全米制覇ではともに喜びを分かち合った。

 チリッチは自身のウェブサイトで、「今日はみんなにニュースを伝えたい。残念なことだが、僕はもう、コーチのゴラン・イワニセビッチと協力関係にない」と明かした。

「2013年9月にタッグを組んで以来、ここまで2人で数多くの成功を収め、なかでも2014年には全米オープンで優勝することができた。ゴランとともに取り組めたことは大きな名誉で、この間はずっと楽しかったし、ゴランのおかげで僕は多くの目標を達成できた」

「残念ながら、一緒にたどってきた道のりはここで二つに分かれることになってしまったが、今はただ、ゴランの今後の幸運を祈っている」

 2人が最後にともに仕事をしたのは、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2016)ということになった。チリッチはロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)との準々決勝で2セットを先行しながら、逆転で敗れていた。(c)AFP