【7月4日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のサンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)からフリーエージェント(FA)となっていたエマヌエル・ジノビリ(Manu Ginobili)が3日、NBAで自身15年目となるシーズンに臨むことを発表し、現役続行を表明した。

 28日で39歳となるジノビリは、8月のリオデジャネイロ五輪でアルゼンチン代表としてプレーした後、NBAでのキャリアのすべてを過ごしてきたスパーズに戻るとみられているが、現時点ではどの球団でプレーするかはまだ明らかにしていない。ジノビリは先日、290万ドル(約3億円)のプレーヤーオプションを破棄し、スパーズからFAとなっている。

 ジノビリは自身のブログに、「一番重要な知らせは、NBAでプレーを続ける決意を固めたことだ。迷いはさしてなかったのだが、少し時間を置いて、少し離れたところからシーズンを振り返りたいと思っていた」とつづった。

「実際、今年は前年よりも不安は少なかったし、思いはいっそう明確になっていた。シーズン中は素晴らしい時間を過ごせたし、2月の『小さな』けがを除けばおおむね健康を保てていた」

「そんなわけで、もう少しバスケットボールを楽しみたいと心から思っている」

 ジノビリは2月に股間を蹴られて12試合を欠場したが、58試合に出場して1試合平均9.6得点の成績を残している。

 ジノビリはスパーズで2003年、2005年、2007年、2014年にファイナル制覇を達成。アルゼンチン代表では2004年のアテネ五輪でチームを金メダルに導いた。

 スパーズではトニー・パーカー(Tony Parker)、ティム・ダンカン(Tim Duncan)とのトリオで、NBA記録となるレギュラーシーズン通算575勝、プレーオフ通算126勝を記録。しかしダンカンは、NBA20年目のシーズンに臨むかどうかの意思を明確にしていない。(c)AFP