【6月23日 AFP】インドネシア政府は23日、8月のリオデジャネイロ五輪でのメダル獲得数の増加を目指し、メダルを獲得した選手に対して多額の報奨金と生涯にわたる年金を支給することを約束した。

 青年・スポーツ省によると、金メダルを獲得した選手には50億ルピア(約4000万円)の報奨金と、生涯にわたる月額約1500ドル(約16万円)の年金を支給。銀メダルなら約15万ドル(約1600万円)、銅メダルは7万5000ドル(約800万円)の報奨金と、金メダリストよりは少額だが、生涯年金が支給されるという。

 金メダリストに対する報奨金は、過去の五輪で提示されていた額の5倍で、年金の支給はこれまでなかった。インドネシアは、2012年のロンドン五輪で約20年ぶりに金メダルを1つも獲得できなかった。

 インドネシアの首都ジャカルタ(Jakarta)の最低賃金は月約235ドル(約2万5000円)で、地方部になると1日当たり2ドル(約200円)以下で生活している人も多い。(c)AFP