【6月19日 AFP】サッカー欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)は18日、グループFの試合が行われ、ハンガリーとアイスランドは1-1で引き分けた。

 アイスランドはギルフィ・シグルズソン(Gylfi Sigurdsson)のPKで先制したものの、歴史的な大会初白星まであと一歩に迫った後半43分、ハンガリーの波状攻撃に屈する形でオウンゴールを献上した。

 ネマニャ・ニコリッチ(Nemanja Nikolic)の折り返しにビルキル・サエヴァルソン(Birkir Savarsson)が必死に脚を伸ばしたものの、クリアしきれなかったボールが自軍ゴールに吸い込まれた。

 この結果、両チームはともに決勝トーナメント進出に可能性を残している。

 マンオブザマッチを獲得したアイスランドのコルベイン・シグトルソン(Kolbeinn Sigthorsson)だが、「負けたみたいな気分だ。あとちょっとだった。もう少しで勝ち点3を取れたのに、試合を締めることができなかった」とコメントした。

 チームを率いるヘイミル・ハルグリムソン(Heimir Hallgrimsson)共同監督も、「どんなチームでも終了間際に失点することはあるし、ポルトガル相手に勝ち点1は満足だったが、ハンガリー相手のドローは残念だ」と嘆いた。

「試合後の控室も暗かった。(突破まで)あとわずかだったが、今日の相手が非常に良いチームだったのは確か。明日になれば、ハンガリー相手の勝ち点1にも満足できるかもしれない」

 ハンガリーのベルント・シュトルク(Bernd Storck)監督は、ポルトガルも崩すのに苦労したアイスランド相手の引き分けという結果について、チームは勝ち点1にふさわしいプレーをしたと考えている。

「われわれはあきらめず、最後まで信じていた。ボールを多く保持し、最後までサッカーをやり続けてチャンスを作った」

(c)AFP/Peter MURPHY