【6月7日 AFP】中央アジアのカザフスタン西部アクトベ(Aktobe)で、軍基地などが武装グループに襲撃され6人が死亡する事件があり、警察が逃走した最大7人の男たちの行方を追っている。カザフスタン内務省は6日、「テロ」との認識を示した。

 武装グループは5日、バスをハイジャックして武器販売店2か所と軍の基地を襲撃。民間人3人と兵士3人が死亡した。民間人のうち2人は最初に襲われた銃販売店の店主と警備員で、残る1人は2店目の客だという。

 武装グループ側は、11人が治安部隊によって殺害された。

 事件が起きたのはイスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」が始まる前日で、内務省は「宗教的過激派」の犯行とみている。

 カルムハンベト・カスイモフ(Kalmukhanbet Kasymov)内相は6日、「今回の事件はテロ行為だと認識している。全ての(戦略的)拠点の防衛に取り掛かっている」と述べた。(c)AFP