【6月7日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のスーパースターとして活躍するクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)の「CR7記念館(CR7 Museum)」では、同選手が「将来獲得するトロフィー」のために、建物の拡張が進められている。ロナウドのいとこで同記念館の管理人を務めるヌーノ・ヴィヴェイロス(Nuno Viveiros)さんが6日、AFPの取材で明かした。

 ポルトガル代表のロナウドが私財を投じて建てられた記念館は、同選手が1985年に生まれたマデイラ(Madeira)島フンシャル(Funchal)の一等地にある。マデイラで最も有名なロナウドにとって成功の証しであるこの宝庫は、年間20万人の観光客を集めており、名物は2体のろう人形となっている。

 2014年12月にロナウドが自ら除幕式に立ち会った銅像は、建物の入り口に移動した。この銅像は今年1月、ライバルのリオネル・メッシ(Lionel Messi)が通算5度目の世界年間最優秀選手「FIFAバロンドール(FIFA Ballon d'Or)」を受賞した際、メッシのユニホームに似せた落書きの被害に遭った。

 記念館には、バロンドールの3つのトロフィーを含めて約160個のトロフィーが飾られているが、ロナウドにとって明らかに欠けているのは、代表試合での栄誉となっている。

 欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)でレアルを優勝に導いたロナウドは、ポルトガル代表として臨む欧州選手権で、唯一足りないタイトルの獲得を目指している。グループFのポルトガルは、14日の初戦でアイスランドと対戦する。

 欧州選手権でポルトガルのタイトル獲得に貢献できるかは別として、ヴィヴェイロスさんは、ロナウドがすぐに真新しいトロフィーを手にすると確信している。その日がいつ訪れるかについては、「欧州選手権が終わったあと、レアルで始まる新たなシーズン」と予言した。(c)AFP