【6月3日 AFP】2020年東京五輪の追加種目に提案された、スケートボードなどの5競技が、1日に国際オリンピック委員会(IOC)の理事会で承認されたことを受け、日本側は慎重ながらも楽観的な反応を示した。

 この日IOCが承認した野球・ソフトボール、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンの5競技18種目は、8月のリオデジャネイロ五輪で行われる総会で提案されることになる。

 日本ローラースポーツ連盟(JRSF)の松本昌子(Masako Matsumoto)事務局長はAFPに対し、「スケートボードは国内の若者に非常に人気があり、世界に通用する。追加されることにより、若者の五輪に対する関心が高まることでしょう」とコメントした。

 また、JRSFの平沢勝栄(Katsuei Hirasawa)会長は「種目採用へ近づいていることは事実ですが、正式決定ではありません。今後もスケートボードを含めローラースポーツの魅力をより多くの皆様へお伝えし、選手強化に一層努力してまいります。IOCの最終決定で、2020東京五輪の新種目としてスケートボードが決定された場合には、メダル獲得に向け、連盟を上げて全力で選手育成や環境整備等に取り組んでいきます」と声明を発表している。

 正式種目に追加されれば、「フリップ」、「ローストビーフ・グラブ」、「モンゴ・フット」といった言葉が五輪用語に取り入れられるかもしれない。

 これらの種目が追加されることにより東京五輪では474選手が出場することになるが、IOCは現行種目に影響は出ないとしている。(c)AFP