【5月29日 AFP】独航空大手ルフトハンザ航空(Lufthansa)は28日、来月からベネズエラ発着便の運航を停止すると発表した。ベネズエラの深刻な経済危機がその理由だという。

 ルフトハンザ航空の広報担当者はAFPの取材に対し、「6月17日から、フランクフルト(Frankfurt)と(ベネズエラの首都)カラカス(Caracas)を結ぶ便の運航を当面の間、停止することに決定した」と述べた。

 現在、週3便運航されているこの路線は、ルフトハンザ航空がドイツとベネズエラ間で運航する唯一の路線だが、今のところ、再開時期は未定だという。

 運航停止の理由について、広報担当者は「ベネズエラの厳しい経済情勢と、ベネズエラ国外に外貨を移すことが不可能なため」だと説明した。(c)AFP