【5月19日 AFP】イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)に所属するドイツ代表MFメスト・エジル(Mesut Ozil)が、18日、ヨルダンにあるシリア難民キャンプを訪問し、子どもたちと一緒にサッカーをしたり、サインやシャツをプレゼントしたりした。

 2月に国際サッカー連盟(FIFA)の会長選で落選したヨルダンのアリ・ビン・アル・フセイン(Ali Bin Al Hussein)王子は、エジルの訪問に「胸がいっぱい」だと歓喜した。

 首都アンマン(Amman)から約80キロ北にあるザータリ(Zaatari)難民キャンプでは、シリアから逃れてきた約8万人が避難生活を送っている。

 アリ王子は、今回の招待に応じてくれた「友人」のエジルが「多くの人を鼓舞するだろう」とする声明を出している。

「若い世代の難民にとって、サッカーがどれだけプラスの影響をもたらすのか、この目で確認したんだ」

 欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)を控えるエジルは、9月30日から10月21日までヨルダンで開催されるU-17女子W杯(FIFA U-17 Women's World Cup)代表チームとの練習セッションにも参加した。(c)AFP