【5月12日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)が、独スポーツ用品大手アディダス(Adidas)と結んでいたユニホーム契約を予定よりも6年早く終了することになった。11日、アディダスが発表した。

 チェルシーはアディダスと10年総額3億ポンド(当時約450億円)とされる契約を結んでおり、契約満了は2023年6月30日の予定だったが、来年の同日までにその関係を解消することを決めた。

 新たな提供社の名前は明らかになっていない。また、チェルシーは2006年から契約していたアディダスへ補償を行うことに同意している。

 アディダスは「チェルシーFCとアディダスAGが本日、現行の提携契約を早期に打ち切ることで、双方合意したことを発表いたします。この契約終了合意により、チェルシーFCは、アディダスAGの競合他社と新たに用具契約を結ぶことが可能となります」と声明を発表した。

 チェルシーが2013年6月にアディダスと更新した契約は、当時のプレミアリーグの最高額だったが、そのわずか1年後、マンチェスター・ユナイテッドが同社と総額7億5000万ドル(当時約1300億円)ともいわれる契約を結び、記録は塗り替えられた。

 アディダスはほかに、プレミアではサウサンプトン(Southampton FC)、サンダーランド(Sunderland AFC)、スウォンジー・シティ(Swansea City)、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich AlbionWBA)とユニホーム契約を結んでいる。(c)AFP