【4月4日 AFP】16F1第2戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2016)は3日、決勝が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)が冷静なレース運びで開幕2連勝を飾り、総合順位で大きくリードを広げた。

 チームメートで昨季王者のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が不運に見舞われたなか、30歳のロズベルグは1週目でトップに立つと、そのまま57周を走り切ってチェッカーフラッグを受けた。

 開幕戦のオーストラリアGP(Australian Grand Prix 2016)を制しているロズベルグは、これで昨季からの連勝を5に伸ばし、通算16勝目を挙げた。今季の総合順位でも計50ポイントとして2位以下に倍近くの差をつけている。

 一方、ポールポジションだったハミルトンは、スタートで出遅れると1コーナーでは他のマシンと接触し8番手まで後退。ロズベルグとフェラーリ(Ferrari)のキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)に引き離されながらも、最後は3位まで順位を挽回した。

 ライコネンが2位に入り、バーレーンGPでは通算8回目の表彰台入りを果たした一方で、チームメートのセバスチャン・ベッテル (Sebastian Vettel)は、フォーメーションラップでエンジントラブルに見舞われて白煙を噴き、レースを断念した。年間優勝通算4回のベッテルは、予選で3番手の好位置につけ、フロントローに並ぶメルセデス勢にとっては脅威になるとみられていた。

 総合順位では、トップから30秒遅れでフィニッシュしたハミルトンが計33ポイントで2位、レースを2戦連続で4位で終えたレッドブル(Red Bull)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が計24ポイントで3位につけている。

 そのほかではハース(Haas)のロマン・グロージャン (Romain Grosjean)が5位、トロ・ロッソ(Toro Rosso)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が6位に入った。

 レッドブルのダニール・クビアト(Daniil Kvyat)は7位、そしてウィリアムズ(Williams)勢のフェリペ・マッサ(Felipe Massa)が8位、バルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が9位と続いた。

 一方、マクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)は、ドクターストップとなったフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)の代わりに出場したストフェル・バンドーン(Stoffel Vandoorne)が初レースで10位入賞を果たし、1ポイントを獲得している。(c)AFP