【4月1日 AFP】イングランドサッカー協会(FA)は31日、相手選手にかみついたチャンピオンシップ(2部)のリーズ・ユナイテッド(Leeds United)に所属するスレイマン・ドゥカラ(Souleymane Doukara)に対し、8試合の出場停止処分を科した。

 フランス系セネガル人のドゥカラは、今年2月23日に行われたホームゲームの後半9分に、フラム(Fulham)のフェルナンド・アモレビエタ( Fernando Amorebieta)にかみついた。

 この出来事の中で示したリアクションに対してイエローカードを提示されたアモレビエタは、その後さらに警告を受けて退場処分となった。

 FAは声明で「暴力行為を犯したことが発覚したことにより、スレイマン・ドゥカラには即刻で8試合出場停止処分が科せられる」と発表した。

 今季27試合に出場し5得点を挙げているドゥカラは、5月7日に行われるシーズン最終戦で出場が可能になる。

 イングランドでは、2013年にプレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)に所属していたルイス・スアレス(Luis Suarez)が、チェルシー(Chelsea)のブラニスラフ・イヴァノヴィッチ(Branislav Ivanovic)にかみついたとして10試合の出場停止処分を受けている。

 スアレスは、オランダ・エールディビジのアヤックス(Ajax)に所属していた2010年11月に、PSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)のオトマン・バッカル(Otman Bakkal)にかみついて7試合の出場停止処分を受け、「アヤックスの人食い」とあだ名をつけられた。

 さらにスアレスは2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)でイタリア代表のジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)にかみつき、9試合の出場停止と4か月間すべてのサッカー活動禁止する処分を受けている。(c)AFP