【2月29日 AFP】15-16イングランド・プレミアリーグは28日、第27節の試合が行われ、米アカデミー賞(Academy Awards)の発表を前に、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督が、タッチライン際でコミカルな動きを見せて観客を沸かせた。

 この日、アーセナル(Arsenal)と対戦したユナイテッドだが、試合の中で、アーセナルの選手がダイブ(シミュレーション)したのではないかと考えたファン・ハール監督は、タッチライン際で第4審判のマイク・ディーン(Mike Dean)氏のもとに詰め寄り、背中から地面に倒れて自身の主張を説明した。

 ファン・ハール監督に対しては、本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)から歓声があがり、情熱的な演技のかいもあって、ユナイテッドは3-2でアーセナルに勝利した。

 ソーシャルメディア上で、一躍話題になったファン・ハール監督だが、感情が高ぶりすぎたとして、関係者に謝罪している。

「感情的になりすぎました。主審や線審、第4審判には悪いことをしました」

「普段はあまりないことです。ベンチに座り続けているために批判を受けてきましたが、ベンチを離れた今は、あの行動に批判が集まっています」

「主審と線審には謝罪しましたし、すべてが解決することを願います。自分の感情をコントロールしなければなりませんし、それを選手にも伝えています」

 64歳のファン・ハール監督は、いつ指揮官を解任されてもおかしくないと報じられているが、28日の試合で公式戦3連勝を収めたチームは、アーセナルのタイトル争いにも打撃を与えた。(c)AFP