【2月18日 AFP】メキシコ訪問中のローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王(79)が16日、ミチョアカン(Michoacan)州の州都モレリア(Morelia)で、熱狂する群衆の一人に手を引っ張られて車いすの子どもにのしかかるように転びかけ、立腹する一幕があった。

 法王は護衛に助けられて体勢を立て直し、一瞬笑みを浮かべた後で厳しい表情になり、「自分勝手はよせ」と興奮する信者らを叱った。それから再び笑顔に戻ってロザリオを配り始めた。

 ローマ法王庁(バチカン)のフェデリコ・ロンバルディ(Federico Lombardi)報道官は同日夜、メキシコ市(Mexico City)で報道陣に対し「人間として普通の反応」だと述べ、法王を擁護した。(c)AFP