【2月9日 AFP】イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)を率いるマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は、イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に「アプローチして」次期監督就任の「魅力的なオファー」を受けるよう勧められている。

 アレグリ監督と、前任者のアントニオ・コンテ(Antonio Conte)イタリア代表監督は共に、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)氏の解任を受け、現在はフース・ヒディンク(Guus Hiddink)氏が暫定的に指揮するチェルシーを正式に引き継ぐのではないかと報じられている。

 アレグリ監督は、2017年にユベントスとの契約が満了することになっており、「現状に満足している」と語っている。

 しかし、現役時代にアレグリ監督を指導し、師と仰がれるジョバンニ・ガレオーネ(Giovanni Galeone)氏は、アレグリ監督がオファーを黙って受け入れユベントスを去り、来季はチェルシーの指揮官を引き継ぐことになると確信している。

 ガレオーネ氏はラジオのインタビューで、「私がアレグリならば、チェルシーにアプローチするだろう。シーズン終了後、彼はチェルシーに行くと思う」とコメントした。

 アレグリ監督は、就任初年度となった昨季、ユベントスをリーグ4連覇に導き、20年ぶりにイタリア杯(Italian Cup 2014-15)との2冠を達成。欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)でも、2003年以来の決勝進出を果たした。

 FCバルセロナ(FC Barcelona)との決勝では1-3で敗れたものの、イタリアで多くのチームが財政難に見舞われる中、アレグリ監督は、ユベントスが欧州のトップチームに返り咲く上での原動力になった。