【2月8日 AFP】2015-16スキージャンプW杯は7日、オーストリアのヒンツェンバッハ(Hinzenbach)で女子個人第12戦が行われ、高梨沙羅(Sara Takanashi)が破竹の10連勝で独走状態を維持した。

 19歳の高梨は1本目で98メートルを記録して勝負の行方を決定づけると、合計260.1点を記録していつものように勝利を手にした。

 2位には合計242.0点でダニエラ・イラシュコ・シュトルツ(Daniela Iraschko-Stolz)、3位には合計240.3点でジャクリーヌ・サイフリーズベルガー(Jacqueline Seifriedsberger)のオーストリア勢が続いた。

 ここまでの12戦で11勝目を挙げている高梨は、2013-14シーズンに記録した個人での年間15勝を更新する勢いをみせており、今季は昨年12月にロシアのニジニタギル(Nizhny Tagil)大会で2位になった以外は、完璧な成績を収めている。

 残り7戦となった今季の総合争いで1180ポイントとしている高梨は、809ポイントのイラシュコ・シュトルツとの差を371点に広げた。スロベニアのリュブノ(Ljubno)で行われる次週の第13戦で、通算3回目のW杯総合タイトルを獲得する可能性に近づいている。(c)AFP