【1月29日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)の準決勝で、4セットマッチの末に、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に敗れたロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)だが、自身をロートル扱いする声を一蹴し、再び四大大会(グランドスラム)の舞台でジョコビッチを破ると宣言した。

 34歳のフェデラーは、最初の2セットでジョコビッチに圧倒されると、1-6、2-6、6-3、3-6で敗れ、同対戦カードでは、グランドスラムの直近10大会で8度目の黒星を喫した。

 フェデラーがメジャー大会でジョコビッチに勝利したのは、優勝を飾った2012年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2012)が最後となっている。

 試合後の記者会見で、再び大舞台でジョコビッチを下す自信があるか聞かれたフェデラーは、少しいらだった様子を見せながら「3セットマッチ、5セットマッチ、4~5時間の試合になっても、問題ない。オフシーズンの練習で、問題なくこなせることを証明した。それらのことから、長いラリーになることについて懸念はない」と回答した。

「(メディアの)みなさんが違う見方をしていることは知っている。みんな、僕が年寄りだと思っていることは分かる。でも、自分にとっては問題ない。今が旬の選手とビッグマッチを迎えることになっても、恐れることはない」

 世界ランク3位のフェデラーは、男子テニスにおける年齢の壁を打ち壊しており、同年代の選手が次々に引退する中、今も上位に君臨している。

 フェデラーは現在、ジョコビッチのゲームを熟知するイバン・リュビチッチ(Ivan Ljubicic)氏に師事しており、昨年のグランドスラム2大会でも敗れているジョコビッチ戦での突破口を見つけようとしている。