【1月19日 AFP】タイ・バンコク(Bangkok)郊外ノンタブリー(Nonthaburi)にある仏教寺院ワット・タキエン(Wat Ta Kien)では、よみがえりを疑似体験する儀式が行われている。

 儀式は1分もかからない。信者は棺(ひつぎ)の中に横たわり、象徴的な「死」として明るいピンクの布をかけられ、その布が取り除かれると「再生」する。厄を払い、死の不可避性を受け入れることが狙いだ。

 2008年に僧侶らがこの儀式を始めて以来、人生をやり直すチャンスを求めて毎日数十人が同寺を訪れ、よみがえりを疑似体験してきた。1度の儀式に参加できるのは20人ほど。「家族向け特大棺」も用意されている。(c)AFP