【1月6日 AFP】ダカールラリー2016(Dakar Rally 2016)は5日、第3ステージが行われ、四輪部門ではプジョー(Peugeot)のセバスチャン・ローブ(Sebastien Loeb、フランス)が2連勝を飾った。

 世界ラリー選手権(WRC)で9度の総合優勝を誇るローブは、テルマス・デ・リオ・オンド(Termas de Rio Hondo)からサン・サルバドール・デ・フフイ(San Salvador de Jujuy)までのステージで2時間9分39秒を記録し、総合首位に立っている。

 連覇を目指すミニ(MINI)のナセル・アルアティア(Nasser Al-Attiyah、カタール)は、ローブと6分39秒差の総合5位となっており、同じくミニでダカールラリー初参戦を果たしたミッコ・ヒルボネン(Mikko Hirvonen、フィンランド)は、アルアティアを上回る4位につけている。

 41歳のローブは、砂漠でのステージが本当の戦いになると述べ、「選手間のタイム差はかなり縮まるだろう」と気を引き締めたものの、「限界に挑戦し、ミスなく良いステージを走行できた。現段階ではすべてが順調だ」とステージ勝利の余韻に浸った。

 シトロエン(Citroen)と共にWRCの輝かしいキャリアを築いたローブだが、プジョーのマシンでもその実力を発揮し、「今のところは、もちろん楽しめている。この2日間は素晴らしいものになっているよ。マシンの調子も最高だし、感覚も非常に良い」と話している。

「現段階ではうまくいっている。こういう路面では自分の感覚も良い。でも砂漠では異なるだろう。長くて暑いステージではね。あまり知らないタイプのステージだから、どうなるかな」

 悪天候の影響により、スペシャルステージ(競技区間)が短縮された二輪部門では、ホンダ(Honda)のケビン・ベナバイズ(Kevin Benavides、アルゼンチン)がステージ優勝を飾った。

 同じくホンダのホアン・バレダ・ボート(Joan Barreda Bort、スペイン)は、速度オーバーによる1分のペナルティーが科され、ステージ5位に終わった。(c)AFP