【1月5日 AFP】オーストラリア南東部のメルボルン(Melbourne)で、クリスマスプレゼントとして父親が娘に贈ったホバーボードが充電中に発火し、自宅が火事に遭う騒ぎがあった。当局が5日、発表した。

 当局によると、ホバーボードは出火当時、少女の寝室の壁にあるコンセントにつながれていたが、煙探知機が作動し警報が鳴ったため、一家は危うく難を逃れた。ただ、自宅はひどい損傷を受けたという。

 父親の男性はオーストラリア放送協会(ABC)の取材に対し、コンセントにつないでから約10分後にホバーボードが発火したと説明。ただ、娘の就寝中でなくてよかったと振り返った。

 ホバーボードは自動的に平衡を保つ電動スクーターで、ここへ来て人気が高まっている。オーストラリアでは、安いものだと200豪ドル(約1万7000円)程度で販売されているという。

 その一方、路地や歩道での通行に伴う危険性や、乗り手の安全性をめぐる問題、さらには設計上の欠陥により充電器が発火する恐れがあることなどに懸念の声が上がっていた。(c)AFP