【12月14日 AFP】2015-16アルペンスキーW杯は13日、フランスのヴァルディゼール(Val d'Isere)で男子回転第1戦が行われ、ヘンリク・クリストファーセン(Henrik Kristoffersen、ノルウェー)がマルセル・ヒルシャー(Marcel Hirscher、オーストリア)を抑え、通算5勝目を挙げた。

 ソチ冬季五輪の回転で銅メダルを獲得しているクリストファーセンは、快晴で穏やかなコンディションの中、1本目でトップタイムを出した。

 1本目で5位だったヒルシャーだが、2本目で最速タイムを出して、2本合計1分39秒96を記録した。

 フランスのアレクシス・パンテュロー(Alexis Pinturault)や、ノルウェーのセバスチャン・フォス・ソレバーグ(Sebastian-Foss Solevaag)が2本目でリタイアするのを見ていたクリストファーセンだが、何とか集中を保ち、2本合計で1分38秒87をマークすると、ヒルシャーのタイムを1秒09上回った。

 フェリックス・ノイロイター(Felix Neureuther、ドイツ)が、クリストファーセンと1秒46差で3位に入っている。

 ヒルシャーは、1本目の試技で「何もコントロールできなかった」と振り返り、「1本目を終えて全てを変えた。大きなリスクだったが、それを冒す必要があった」と述べている。

「2本目ではダイレクトなやり方を試みて、すべてのリスクを冒した。18歳以来の大胆な滑りをした気がするよ」

「結果的に、2位に入れて満足している」

(c)AFP