【12月10日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)は9日、各地でグループリーグ第6節が行われ、グループFのアーセナル(Arsenal)はオリヴィエ・ジルー (Olivier Giroud)がハットトリックを達成し、オリンピアコス(Olympiacos)を3-0で退け、16年連続となる決勝トーナメント進出を決めた。

 フランス代表のジルーは、敵地スタディオ・ヨルギオス・カライスカキス(Karaiskakis Stadium)で前半に先制点を奪うと、後半に入ってもPKを含め2得点を記録し、チームをグループ突破に導いた。

 アーセナルのアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は、グループ開幕からディナモ・ザグレブ(Dinamo Zagreb)とオリンピアコスに連敗し、危機的状況に陥りながらも生き残ったことについて、「試合前から言っていたとおり、史上最大の大脱出になった」と語った。

「チームを心から誇りに思うと述べるしかない。この試合では、精神面でも、戦術面でも正しい形を保たなければならなかった。2-0になってからも、3点目を取りに行く必要があった。2点差ではまだ危険だったからだ」

「(開幕連敗という最悪なスタートを切れば)十中八九は敗退だったろう。そこから巻き返すには、特別な何かが必要だった。われわれがやってのけたような何かがね。今夜もわれわれは、チームとして完璧な試合をするしかなかった」

 アーセナルはバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に次ぐグループ2位で決勝トーナメントに進出する。バイエルンは同日、敵地でディナモ・ザグレブに2-0で勝利している。(c)AFP