【12月1日 Relaxnews】旅行者は近年、旅行のプランについて米グーグル(Google)に尋ねたり、旅行先の様子を動画共有サイトのユーチューブ(YouTube)で事前に確認するようになったりと、旅行関連の検索にますます携帯電話などのモバイル機器を使うようになっている。

 モバイル技術の影響に焦点を当てた最新の報告書によると、グーグルのアナリストは、より多くの旅行者がデスクトップコンピューターを使った検索から遠ざかり、モバイル機器による検索に移行している傾向を確認し、モバイル機器による検索は昨年比で50%増加したとしている。

 旅行に関するグ―グル検索で最も一般的な質問は「(目的地で)何をする?」と「(目的地は)どこ?」だった。

 さらに内訳を見てみると、携帯電話やタブレットでグーグルを使ったホテル検索は昨年比49%増、航空便関連の検索は33%増だった。

 また、旅行先を事前に調べるためにユーチューブを使用するケースも増えている。旅行関連のコンテンツを見ている人のうち64%が、実際に旅行することを考えて見ていると答えている。

 アナリストらは、旅行者が携帯電話を使って、短時間に集中的な検索をするという新しい傾向を確認し、「マイクロ・モーメント」と呼んでいる。その一例として、モバイル版の旅行サイトに費やされた時間は7%低下している。

 報告書の作成に関わったオリバー・ヘックマン(Oliver Heckmann)氏は「今回の調査結果から、人々は検索に長い時間をかけなくなっていることは明らかだ」と語った。(c)Relaxnews/AFPBB News