【11月27日 AFP】男子ゴルフ、世界ランク1位のジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)は、米国選抜と欧州選抜による対抗戦の第41回ライダーカップ(The 41st Ryder Cup)で、タイガー・ウッズ(Tiger Woods)が副主将に指名されたことは、2008年大会以来となる米国のトロフィー獲得を手助けする「大きな脅威」になると確信している。

 メジャー大会で2勝を挙げているスピースは、2度にわたる腰の手術を受けて復帰時期は未定となっているウッズが、来年のライダーカップで自動的に米国選抜に入ることも期待している。

 オーストラリア・シドニー(Sydney)で行われている全豪オープン(Emirates Australian Open 2015)に出場しているスピースは26日、「デービス・ラブ3世(Davis Love III)がタイガーを副将に任命したからには、(来年)9月に開催されるライダーカップでは、タイガーが米国チームの戦力として大きな脅威になるだろう」と語った。

「僕の考えでは、タイガーは自動的に選抜されるか、あるいは主将による選出でチームに加わることになると思う」

「つい最近タイガーと話していたんだけど、彼は副将に指名されたと同時に、選抜チーム入りをすることになると言っていた。だから、彼がそうなることを期待しているよ」

 3週間ぶりにツアーに出場しているスピースは、ラブ三世が新たにウッズ、ジム・フューリック(Jim Furyk)、そしてスティーブ・ストリッカー(Steve Stricker)を副主将に指名したことについて、公の場で初めてコメントした。

「デービスがタイガーを選んだことは素晴らしい決断で、マイナス面は特に見当たらない」

「副将が5人もいるのは少し異例なことかもしれないが、僕は組織委員会のメンバーではなく、委員会の計画では5人の副将が選ばれることになっている」

「だから、僕は計画に従うし、新たに加わった副将の顔ぶれを見て、今度のライダーカップはリラックスした雰囲気になると感じている」

 次回のライダーカップは、来年9月30日から10月2日まで米ミネソタ(Minnesota)州ミネアポリス(Minneapolis)のヘーゼルティン・ナショナル・ゴルフクラブ(Hazeltine National Golf Club)で開催されることになっている。

 これまでの通算成績は、米国選抜の25勝13敗2引き分けとなっているが、前回大会では欧州選抜が3連覇を果たした。欧州選抜はまた、最近の7大会で6勝、同10大会では8勝を記録している。(c)AFP