【11月13日 AFP】バングラデシュの病院で、頭部が二つある女の赤ちゃんが治療を受けていることが分かった。医療スタッフと赤ちゃんの父親が12日、明らかにした。

 赤ちゃんは、11日夜に誕生した後、首都ダッカ(Dhaka)にある同国最大の病院の集中治療室に移送され、現在は呼吸障害の治療を受けている。

 父親のジャマル・ミアさんは、AFPに対し、「自分の子どもを見た時、完全に発達した頭部が二つあるのを見て畏敬の念に打たれた。娘は、二つの口でミルクを飲み、二つの鼻で呼吸している」と語り、母子ともに無事であることに対してアラーの神に感謝していると付け足した。

 赤ちゃんを帝王切開で取り上げた医療機関の理事長はAFPに、初期検査の結果、赤ちゃんの生命維持に必要な器官は1組しかないことが示されたと明らかにし、「頭部が二つあることを除けば、それ以外の器官や手足は普通の新生児と変わらない」と述べている。(c)AFP