【10月23日 AFP】サッカードイツ代表の主将バスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)が22日、自身に似たナチス・ドイツ(Nazi)の兵隊のフィギュアを製造する香港(Hong Kong)の会社に対し、法的措置を取ることを明らかにした。

 シュバインシュタイガーのマネジメントチームの一人は、独スポーツ通信社SIDに対し、法的措置を取る可能性について認めている。 

 香港のDiD社は、顔がシュバインシュタイガーにそっくりのナチス・ドイツの軍服を着た兵隊のフィギュアを製造しており、フィギュアには「バスティアン」という名前がつけられている。

 DiD社のパトリック・チャン(Patrick Chan)さんは、独日刊紙ビルト(Bild)に対し、サッカー選手を基にしたフィギュアの販売を否定するとともに、ナチス・ドイツのフィギュア がシュバインシュタイガーに似ているのはただの偶然だと主張している。 

 チャンさんは、高さ30センチのフィギュアについて、「典型的なドイツ人」を基に製作し、「ドイツ人の顔はみんなこういう感じだと考えている」と語った。

 2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)でドイツ代表の優勝に貢献したシュバインシュタイガーは、同大会を最後に代表を引退したフィリップ・ラーム(Philipp Lahm)から主将の座を引き継いでいる。(c)AFP