【10月17日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2015)の主催者は17日、第15戦日本GPのフリー走行中にクラッシュして重傷を負ったE-モーション・イオダレーシング(e-motion Iodaracing Team)のアレックス・デ・アンジェリス(Alex de Angelis)が、10日以内にも母国サンマリノへ転院することになると発表した。

 獨協医科大学病院(Dokkyo Medical University Hospital)の集中治療室に運ばれてから8日が経過し、医師らはデ・アンジェリスの移動が可能だと判断した。

 今週、日本にとどまりデ・アンジェリスの治療にあたっていたクリニカ・モバイルのミケーレ・ザサ(Michele Zasa)医師が、臨床的改善を認めている。

 すでにデ・アンジェリスをサンマリノへ移動させる準備が始まっており、同国到着後にはさらなる治療のため国立病院に入院することになっている。

 クラッシュにより脳内出血や肺挫傷を負ったデ・アンジェリスは、椎骨を5か所、肋骨2か所を骨折し、胸骨や左の鎖骨に軽い骨折があるという。(c)AFP