【10月3日 AFP】サッカーブラジル代表は、2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)南米予選のチリ戦とベネズエラ戦を、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)抜きで戦うことになった。スポーツ仲裁裁判所(CAS)が2日、同選手に科されている出場停止処分について、ブラジルサッカー連盟(CBF)からの提訴を退けた。

 CASは「国際サッカー連盟(FIFA)および南米サッカー連盟(CONMEBOL)に対するCBFの緊急の抗議は、棄却された」と、声明を発表し、ネイマールの処分は今月8日と13日に行われる南米予選で消化されるべきものだとしている。

 ネイマールは、今年行われたコパ・アメリカ(2015 Copa America)のグループリーグのコロンビア戦で退場処分を受け、その後4試合の出場停止を科された。

 CBFは、ネイマールの処分が対象となるのはコパ・アメリカのみで、残り2試合は同大会で消化されるべきだとしていたが、FIFA側はブラジルの次の国際試合2試合で適用されるべきものとしていた。

 この結果、ネイマールは予選初戦のチリ戦、その5日後のベネズエラ戦を欠場することになる。(c)AFP