【9月25日 AFP】女子テニス、東レ・パンパシフィック・オープン(Toray Pan Pacific Open 2015)は24日、シングルス2回戦が行われ、大会第2シードで前回女王のアナ・イワノビッチ(Ana Ivanovic、セルビア)は7-5、6-2でイタリアのカミラ・ジョルジ(Camila Giorgi)に勝利した。

 イワノビッチは、果敢に立ち向かってくるジョルジをどうにか退け、準々決勝でドミニカ・チブルコバ(Dominika Cibulkova、スロバキア)と対戦することになった。

 第1セットで5つのダブルフォールトを犯すなど苦戦を強いられたイワノビッチに対し、ジョルジは立て続けに鋭いサーブと深いリターンを繰り出して食い下がった。

 第2セットではジョルジが2-0とリードを奪うと、世界ランク12位のイワノビッチはフラストレーションを爆発させる場面もあったが、その後はイワノビッチが反撃に転じて6ゲームを連取し、1時間39分で試合の決着をつけた。

 昨年大会の決勝でカロリーネ・ボズニアツキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)を破り優勝を果たしたイワノビッチは、「本当に厳しい試合だったので、この勝利はすごくうれしい」とコメントした。

 ボズニアツキも2010年大会以来の大会制覇を目指し、今大会の第1シードとして参戦している。

 イワノビッチは、「彼女(ジョルジ)はプレーが絶好調で、ストロークも深く決まっていました。私は浅く返すのが精いっぱいでしたが、彼女のグランドストロークはサーブと同様に本当にパワフルでした」と振り返った。

 イワノビッチはまた、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2015)の初戦で黒星をつけられたチブルコバとの再戦に意欲を燃やしている。

「リベンジへの手応えはあります。しっかり準備は整えましたし、調整に全力を尽くしてきましたから」

「今回は、私が彼女を上回ることを望んでいます」

 チブルコバは、第6シードのカルラ・スアレス・ナバロ(Carla Suarez Navarro、スペイン)を6-4、6-4で破っている。(c)AFP