【9月23日 AFP】女子テニス、東レ・パンパシフィック・オープン(Toray Pan Pacific Open 2015)は22日、シングルス1回戦が行われ、奈良くるみ(Kurumi Nara)が7-6、6-2で土居美咲(Misaki Doi)との日本勢対決を制した。

 そのほかの試合では、第6シードのカルラ・スアレス・ナバロ(Carla Suarez Navarro、スペイン)が7-6、6-2でカテリナ・ボンダレンコ(Kateryna Bondarenko、ウクライナ)を下し、連敗を8で止めた。

 世界ランキング10位のスアレス・ナバロは、1週間前のジャパンウイメンズオープンテニス(Japan Women's Open Tennis 2015)でボンダレンコにストレートで敗れていたが、苦戦しながらもその雪辱を果たし、6月以来となる勝利を挙げた。

 スアレス・ナバロは試合後、敗戦が続くなかで自信を失い、精神面の落ち込みが、肉体の疲労とさらなる負けにつながっていったと明かしていた。

 今シーズンはすでに終盤戦で、アジアでの大会をいくつか残すのみだが、スアレス・ナバロはそこで好調時のプレーを取り戻せればと考えている。

 一方、大会第5シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)は6-2、6-2でロシアのダリア・ガブリロワ(Daria Gavrilova)に快勝した。

 ケルバーにとっては、ビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka)と激闘を繰り広げた全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2015)3回戦以来の試合となった。ケルバーはアザレンカに敗れたものの、健闘ぶりで大きな称賛を勝ち取っていた。

 そのほか、第8シードのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)は6-0、6-0で徐一幡(Yi-Fan Xu、中国)に、オーストラリアのサマンサ・ストーサー(Samantha Stosur)は4-6、6-1、6-3で米国のアリソン・リスケ(Alison Riske)に勝利して2回戦に進出している。(c)AFP