【9月20日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のマリオ・ゲッツェ(Mario Goetze)が、ハッシュタグ「#refugeeswelcome」が刺しゅうされたシューズで試合に出場し、それを競売にかけてドイツの移民を支援する資金に充てると表明した。

 23歳のゲッツェは、オリンピアコス(Olympiacos)に3-0で勝利した欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)に特別仕様のシューズで出場しており、チーム2得点目のゴールを記録している。

 ドイツ代表のゲッツェはまた、ダルムシュタット98(SV Darmstadt 98)と対戦した19日のリーグ戦でもこのシューズを使用してプレーしている。

 ゲッツェは自身のフェイスブック(Facebook)にて、「ダルムシュタットと対戦するアウェーゲームで、勝ち点3を獲得したい」とコメントしている。

「その試合では再び特別仕様のシューズでプレーするつもりだ。そしてこのシューズは、9月の終わりに競売にかけられる」

 バイエルンはすでに、難民支援のために100万ユーロ(約1億3500万円)を寄付すると約束したほか、難民の子どもたちに食事や必要な道具を提供し、ドイツ語レッスンを含む特別なトレーニングキャンプを主催することを表明している。

 ドイツのジグマル・ガブリエル(Sigmar Gabriel)副首相は、ここまで45万人の難民が到着していると述べており、年内には100万人に達すると予想されている。(c)AFP