【9月19日 AFP】フランステニス連盟(French Tennis Federation)は18日、男子テニスの国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup)で同国代表を率いてきたアルノー・クレマン(Arnaud Clement)監督を解任し、元指揮官のヤニック・ノア(Yannick Noah)氏がチームを引き継ぐと予想されている。

 連盟はツイッター(Twitter)で、「連盟は本日、アルノー・クレマン氏を任務から解く決定をしました」と述べると、「過去3年間、フランスチームに貢献してくれたことに感謝します」と続けた。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)の男子ダブルスで優勝経験があるクレマン氏は、昨年のデビスカップ(Davis Cup 2014)でチームを決勝に導いたものの、強豪スイスを前に1勝3敗で準優勝に終わった。今年のデビスカップでは、準々決勝で英国に敗れている。

 55歳のノア氏は、1983年の全仏オープンテニス(French Open)で優勝した経験を持ち、全米オープン(US Open Tennis Championships)とウィンブルドンで準優勝を果たしたセドリック・ピオリーン(Cedric Pioline)氏も、後任候補の一人とされている。

 連盟のアルノー・ディ・パスカル(Arnaud Di Pasquale)テクニカルディレクターは、ノア氏が後任候補の筆頭であることを認め、おそらく来週中に発表があるはずだと話した。

 ノア氏は過去にフランスチームをデビスカップの優勝に導いた経験があり、これが3期目ということになる。

 ディ・パスカル氏は、「これは公の秘密だ。ヤニックは復帰に興味を示している。ヤニックとの話し合いはかなり進んでいるが、長い手続きだということに間違いはない。さまざまな話し合いを行っているが、まだサインするまでには至っていない」と明かしている。(c)AFP