【9月8日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2015)は7日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は7-6、7-6、7-5で第13シードのジョン・イズナー(John Isner、米国)にストレート勝ちを収め、通算6回目の大会制覇にまた一歩近づいた。

 1970年大会で優勝したケン・ローズウォール(Ken Rosewal)氏に次ぐ、オープン化以降の全米オープン最年長優勝記録を目指す34歳のフェデラーは、2001年にアンドレ・アガシ (Andre Agassi)氏に敗れたのを最後に、対米国出身選手の連勝記録を12に伸ばしている。

 一方、イズナーは2013年大会の3回戦でフィリップ・コールシュライバー(Philipp Kohlschreiber、ドイツ)にブレークを許して以降、全米オープンのサービスゲームでは110連取を記録していたが、この試合でフェデラーがマッチポイントを握り、2時間39分の死闘を制してイズナーの記録を阻止した。

 フェデラーは、「ジョンは、これまでで最高のサービスゲームを披露した」と称賛し、「とにかくねばって、自分のサービスゲームを取っていくしかなかった」と語った。

 フェデラーはまた、イズナーがタイブレークでシャットアウトを喫した初めての相手になった。

「自分のサーブが好調だったし、彼のセカンドサーブにも対応できた」と振り返ったフェデラーは、「ほんの少しの運を味方につけなければならなかった」と語った。

 フェデラーの準々決勝の相手は、第12シードのリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)に決まった。ガスケは第6シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)に2-6、6-3、6-4、6-1で勝利している。

 フェデラーとの直接対決で通算2勝14敗と負け越しているガスケは、「もちろん、ロジャーが勝つ可能性が高いけど、僕は何も失うものはない」と意気込んでいる。(c)AFP