【9月7日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2015)は6日、女子シングルス4回戦が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-3、6-3で第19シードのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)を下し、8強入りを決めた。

 セレーナの姉、第23シードのヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)が6-2、6-1でアネット・コンタベイト(Anett Kontaveit、エストニア)を退けたため、準々決勝はウィリアムス姉妹が対決することになった。

 年間グランドスラム達成まであと3勝としたセレーナは、ファーストサーブ成功率58パーセントを記録すると、キーズの19本に対してアンフォーストエラーはわずか6本だった。

 セレーナは自身のサーブについて、「満足している。調子が上がってきてうれしい。唯一のチャンスは素早い出足だった。そのままで行けたことでリラックスできた」とコメントしている。

 一方のヴィーナスは、世界ランク152位のコンタベイトを退け、2011年大会以降では四大大会(グランドスラム)での最高成績である8強に駒を進めた。

「2人とも準備万端」と語るヴィーナスは、「妹と当たるとはいえ、しっかりと準備をして集中をしなくちゃ。準備の方法は変わらない」と続けた。

 セレーナは、1988年のシュティフィ・グラフ(Steffi Graf)氏以来となる年間グランドスラム、そして同氏が持つオープン化以降最多タイとなるシングルス通算22度目の優勝を、7度目の全米制覇で遂げようとしている。

 一方35歳のヴィーナスは、2000年と01年の大会連覇と5度のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)のタイトルを手にしており、二つ年下のセレーナの偉業達成の前に立ちふさがる。

 ヴィーナスは、「誰だって妨害するような人にはなりたくないでしょう。皆さんも歴史が作られるところを見たいだろうし。ただ、それと同時に、全く違った状況に置かれた中で、自分の試合で勝つことに集中していかないと」とコメントしている。(c)AFP