【9月7日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2015)は6日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第9シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)は6-3、2-6、7-6、6-1で第27シードのジェレミー・シャーディ(Jeremy Chardy、フランス)を下し、準々決勝進出を果たした。

 昨年大会(US Open Tennis Championships 2014)を制しているチリッチは、大会での連勝記録を11に伸ばし、通算4度目となる8強入りを決めた。

 しかしながらチリッチは、第2セットで右足首をひねっており、負傷の恐怖を乗り越えなければならなかった。

「第2セットで足首をひねったが、それを動きに影響させないように努めた。第3セットの最初の数セットは気になっていたけれど、その後は何ともなかったね」

 チリッチは23本のエースをたたき込み、52本のウイナーを決めた。

 準々決勝でチリッチは、ブノワ・ペール(Benoit Paire、フランス)を6-4、6-3、6-4で退けた第19シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)と対戦することが決まった。

 全仏オープンテニス(French Open 2015)で準決勝に進出しているツォンガは、1回戦で錦織圭(Kei Nishikori)を退けて勝ち上がったペールを相手に一度もブレークポイントにさらされることなく、完勝を飾った。これでツォンガは今大会56回のサービスゲームのすべてをキープしている。

 チリッチはツォンガとのツアーでの対戦成績を4勝1敗としており、直近の3試合では1セットも落とさず勝利している。(c)AFP