【9月2日 AFP】3人の宇宙飛行士を乗せたロシアの宇宙船ソユーズ(Soyuz)が2日、カザフスタンにあるロシアのバイコヌール宇宙基地(Baikonur Cosmodrome)から国際宇宙ステーション(International Space StationISS)に向けて打ち上げられた。宇宙旅行の歴史の中で有人宇宙船の打ち上げは、今回で500回目となった。

 デンマーク人初となる宇宙飛行士を含む3人はソユーズTMA-18Mに乗り、1961年に旧ソ連の宇宙飛行士ユーリ・ガガーリン(Yuri Gagarin)が人類初の宇宙飛行に成功した時に使用したのと同じ発射台から、グリニッジ標準時(GMT)2日午前4時37分(日本時間同日午後1時37分)に予定通り旅立った。ISSには、2日後のグリニッジ標準時(GMT)4日午前7時42分(日本時間同日午後4時42分)に到着する予定。

 ロシア宇宙庁(Roscosmos、ロスコスモス)のベテラン宇宙飛行士、セルゲイ・ボルコフ(Sergei Volkov)さんがリーダーを務め、初飛行となるカザフスタンのアイディン・アイムベトフ(Aidyn Aimbetov)飛行士と 欧州宇宙機関(European Space AgencyESA)のデンマーク人アンドレアス・モーゲンセン(Andreas Mogensen)飛行士が搭乗した。

 モーゲンセン飛行士は、デンマーク人初の宇宙飛行士。今年5月に、今回の搭乗を辞退すると発表した英ソプラノ歌手のサラ・ブライトマン(Sarah Brightman)さん(54)の代わりに搭乗したアイムベトフ飛行士は、カザフスタン人としては3人目の宇宙飛行士となる。(c)AFP/Kirill KUDRYAVTSEV