【9月3日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2015)は2日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は7-6、6-3でキキ・ベルテンス(Kiki Bertens、オランダ)に辛勝し、1988年のシュティフィ・グラフ(Steffi Graf)氏以来となる年間グランドスラム達成にまた一歩近づいた。

 3連覇中の全米オープンで通算7回目のタイトル獲得を目指しているセレーナは、アーサー・アッシュ・スタジアム(Arthur Ashe Stadium)で34個のアンフォーストエラーと10度のダブルフォールトを記録するなど精彩を欠いたものの、どうにか歴史的快挙への道を突き進んでいる。

 セレーナは、「とにかく1ポイントずつ戦い続けました。先を焦らず、ただその時に集中しました」とし、「ずっとリラックスしていたのに、今日は少し緊張してしまいました。それが出てしまったようです。前の自分を取り戻せるようにしていきたいです」とコメントした。

 33歳のセレーナは、今大会で優勝すれば女子シングルスでグラフ氏に並ぶ22個目のメジャータイトル獲得となり、さらにマーガレット・コート(Margaret Court)氏が持つ四大大会(グランドスラム)最多優勝記録まであと2つに迫ることになる。

 セレーナは、7月のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)で自身2度目となるグランドスラム4大会連続制覇の「セレーナ・スラム」を達成し、オープン化以降では全米オープン史上最多の7勝目と、女子最年長メジャータイトル獲得記録の更新を目指している。(c)AFP/Jim SLATER