【9月3日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2015)は2日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第8シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は7-6、6-3、7-5でアルゼンチンのディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman)を下し、3回戦に進出した。

 2010年と13年に大会制覇を飾っているナダルは、第2、第3セットで1ブレークダウンとされたものの巻き返しをみせ、大会ここ23試合で22勝目を挙げている。3回戦では第32シードのファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)と対戦することが決まった。

 今季、ナダルはリオ・オープン(Rio Open presented by Claro hdtv 2015)とバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2015)でフォニーニに敗れているが、7月のベット・アット・ホーム・オープン(bet-at-home Open-German Tennis Championships 2015)決勝ではそのリベンジを果たしている。

 2012年と14年の大会を欠場しているナダルは、「勝ち上がれてラッキーだと感じている。湿度がかなり高く、ディエゴがとても積極的だったから、第1セットをものにすることが大事だった」と振り返った。

 1回戦で18歳のボルナ・コリッチ(Borna Coric、クロアチア)を相手に4セットの試合を強いられたナダルは、これまで世界ランクトップ10位以内の選手から勝ち星を挙げたことがない同74位のシュワルツマンにも苦しめられた。

 ナダルは、第1セットで5-2のリードを手放してタイブレークの末にこのセットをものにし、第2セットでは0-2、第3セットでは2-3と追いかける展開から逆転した。

 最後はネットにかかったポイントで勝利を手にしたナダルはこの試合で40個のアンフォーストエラーを記録しており、自身通算15度目の四大大会(グランドスラム)制覇に向けて、多くの改善点が残されている。(c)AFP