【8月29日 AFP】女子テニス、コネティカット・オープン(Connecticut Open 2015)は28日、シングルス準決勝が行われ、大会第2シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)と第4シードのルーシー・サファロバ(Lucie Safarova、チェコ)が決勝に駒を進めた。

 2012年と2014年に大会を制しているクビトバは、第1セットでゲームカウント3-5とピンチを迎えたものの、セットポイントをしのいで逆転。7-5、6-1で第3シードのカロリーネ・ボズニアツキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)を退けた。

「一番難しい第1セットだった」としたクビトバは、「集中していたので、すべてのゲームは接戦でした。数ポイントの差で、結果はまったく変わっていたでしょうね」と語っている。

 コネティカット・オープンを過去4回制しているボズニアツキだが、エンジンのかかったクビトバを止めることができなかった。

「彼女(クビトバ)ほど力強いショットを打てる女子選手は他にいないと思う」としたボズニアツキは、「ボールに深さがある。短いショットを打ってしまったら、彼女はそれを見逃さない」とコメントした。

 第2セットで1-4と先行されたボズニアツキは、左膝にテーピングを行った。

 全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2015)開幕を31日に控え、ボズニアツキはけがの不安を一蹴し、これまでも抱えてきた問題だと話した。

「ここ数年は苦しめられている問題です。でも、試合が進むにつれてテーピングがゆるくなってきたので、直しただけです。深刻な問題ではありません」

 クビトバは、ニューヘイブン(New Haven)で4年連続の決勝進出を果たし、同胞のサファロバとタイトルを懸けて戦うことになった。

 全仏オープンテニス(French Open 2015)で準優勝を飾り、現在世界ランク6位のサファロバは、同日の準決勝でレシヤ・ツレンコ(Lesia Tsurenko、ウクライナ)と対戦し、6-2、7-6のストレート勝ちを収めた。(c)AFP