【8月29日 AFP】第33回世界柔道選手権(World Judo Championships 2015)は28日、カザフスタンのアスタナ(Astana)で女子70キロ級が行われ、フランスのジブリズ・エマヌ(Gevrise Emane)が3度目の優勝を飾った。

 2007年に同級で初優勝したエマヌは、階級を変更して2011年大会(World Judo Championships 2011)で63キロ級を制した。カメルーン生まれの33歳エマヌは、昨シーズン不調に苦しんだものの、今大会の決勝ではマリア・ベルナベウ(Maria Bernabeu、スペイン)を退け、再び世界選手権で戴冠を果たし、「最高、ものすごくハッピー。五輪へのはずみになるわ」とコメントした。

「五輪を目指すのは、不可能ではない。30歳を過ぎると、体力が低下して、パフォーマンスが下がると言われている。スポーツには浮き沈みがあるけど、それがなければ楽しくないわ」

 前回女王のユリ・アルベアル(Yuri Alvear、コロンビア)は、フランスのファニー・エステル・ポスビト(Fanny Estelle Posvite)とともに銅メダルを獲得した。ポスビトは、3位決定戦で新井千鶴(Chizuru Arai)を破っている。(c)AFP