【8月23日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2015)は22日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は6-4、7-6で第3シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)を下し、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)の待つ決勝へ駒を進めた。

 フェデラーは、対マレー戦で5連勝を収めており、13勝11敗と勝ち越しているが、ジョコビッチとは、過去40試合で20勝20敗と、まったく互角に白星を分け合っている。

 34歳のフェデラーは、第1セットの第3ゲームでブレークし、これを難なく先取したものの、第2セットはタイブレークに持ち込まれた。それでも、今大会で一度もブレークを許していないフェデラーは、これを制してストレート勝ちを収めた。

 シンシナティ(Cincinnati)での戦績を驚異の41勝8敗としているフェデラーは、「第1セットで良いスタートを切った」とすると、「日中に行われる試合は初めてだったので、コンディションに注意した」と語った。

「第2セットではチャンスがそこまで多くなかったので、サーブに集中した。アンディのような、レベルの高い選手にブレークされなかったことはうれしい。セカンドサーブではいろんな種類を打ち分けたが、今日はそれがうまくいったように思う」

「また決勝に進めてうれしい。ノバクとの対戦は最後の試練だ。ここ数年は良い成績を残しているからね」

 フェデラーが7度目の大会制覇を果たせば、先週のロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2015)後に順位が入れ替わったマレーから、世界ランク2位の座を取り戻すことができる。

 来週発表の世界ランキングは、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2015)のシードにも影響する重要なものになる。(c)AFP