【8月22日 AFP】米大リーグ(MLB)、ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)のマイク・ファイアーズ(Mike Fiers)が21日、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)戦でノーヒットノーランを達成した。試合はアストロズが3-0で勝利した。

 トレード期限の7月30日にアストロズに加入し、移籍後3試合目の登板となったファイアーズは10奪三振、3四球で今季5人目となる記録を達成した。

 大リーグではシアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)の岩隈久志(Hisashi Iwakuma)が12日にノーヒットノーランを達成しており、この9日間で2度目の記録達成となっている。

 今季は、サンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)のクリス・ヘストン(Chris Heston)、ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)のマックス・シャーザー(Max Scherzer)、フィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)のコール・ハメルズ(Cole Hamels)が同記録を達成している。

 ファイアーズは初回、2回、3回に一つずつ四球を記録したがそれ以降は21人の打者を連続で退けた。

 9回には2本の大飛球を打たれたものの、最後はこの日の134球目でジャスティン・ターナー(Justin Turner)を三振に打ち取った。

 ファイアーズは、本拠地ミニッツメイドパーク(Minute Maid Park)に詰めかけた3万4000人の観客の前でグローブを宙に放り投げて歓喜し、マウンド上でチームメートから手荒い祝福を受けた。

 アストロズの投手が一人でノーヒッターを達成したのは1993年9月のダリル・カイル(Darryl Kile)氏以来となっており、継投では2003年以来。球団史上では通算11度目の記録達成となっている。(c)AFP