【8月20日 AFP】フランス・リーグ1のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)は19日、マルセロ・ビエルサ(Marcelo Bielsa)前監督の後任に、ミチェル(Jose Miguel Gonzalez Martin del Campo "Michel")氏が就任すると発表した。

 クラブはツイッター(Twitter)で、「公式です。ホセ・ミゲル・ゴンサレス・デル・カンポ(ミチェル氏)がOM(オリンピック・マルセイユ)の監督です」との声明発表するとともに、ミチェル氏がユニホームを手にヴァンサン・ラブルン(Vincent Labrune)会長と並んでいる写真を投稿した。

 クラブは52歳のスペイン人指揮官との契約期間を明かしていないが、地元紙ラ・プロバンス(La Provence)は2年契約を結ぶ可能性があると報じている。

 ウイングとしてスペイン代表66試合の出場を誇るミチェル氏は、1980年代中盤から90年代序盤にかけてレアル・マドリード(Real Madrid)に所属。リーグ5連覇や2度のUEFA杯(UEFA Cup)制覇を経験した。

 指導者としてはラージョ・バジェカーノ(Rayo Vallecano)やレアル・マドリードB(Real Madrid B)指揮し、2010年にはヘタフェ(Getafe CF)をクラブ史上最高のリーグ6位に導いた。

 その後のセビージャFC(Sevilla FC)での在任期間は厳しい結果だったものの、オリンピアコス(Olympiacos)ではリーグ2連覇と国内カップ制覇と成功を収めた。しかしながら今年初め、オリンピアコスに解任を言い渡されている。

 マルセイユは今季開幕戦終了直後にビエルサ前監督が辞任。第2節の試合ではアシスタントコーチを務めていたフランク・パッシ(Franck Passi)氏が指揮を執った。チームは2試合ともに0-1の敗戦を喫し、厳しいシーズン序盤を迎えている。

 第3節でマルセイユは、新たに昇格したトロワ(Troyes AC)をホームに迎え撃つ。(c)AFP