【8月15日 AFP】テニス、ロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2015)は14日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-4、6-3でロベルタ・ビンチ(Roberta Vinci、イタリア)を下し、トロント(Toronto)での連勝記録を14に伸ばすと、4度目の大会制覇に向けて前進した。

 33歳のセレーナは、1時間18分の試合で12本のサービスエースを決めるなど、パワーでビンチを上回った。

 セレーナは、決勝進出を懸けて第5シードのアナ・イワノビッチ(Ana Ivanovic、セルビア)対ベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)戦の勝者と対戦することになる。

 セレーナにとって今年の全米オープン(The US Open Tennis Championships 2015)は、年間グランドスラムと連覇の達成がかかる大会となっている。また、オープン化以降の四大大会(グランドスラム)で歴代最多優勝を誇るシュティフィ・グラフ(Steffi Graf)氏に並ぶ、シングルス通算22勝目を見据える。

 2011年と2013年に大会を制している世界ランク1位のセレーナは、トロント開催のロジャーズ・カップで3連勝を目指しているものの、先日のバンク・オブ・ザ・ウエスト・クラシック(Bank of the West Classic 2015)を肘の故障で欠場したばかり。

 この日、ファーストサーブが入ったときに77%の確率でポイントを獲得したセレーナは、ブレークポイント6回のうち5回をしのいだ。

 今季はニュルンベルガー・カップ(2015 Nurnberger Versicherungscup)で決勝に進出しているビンチだが、4度のダブルフォールトを犯し、セカンドサーブのポイント獲得率がわずか40%にとどまった。

 世界ランク53位のビンチは、全仏オープンテニス(French Open 2015)とウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)で1回戦敗退に終わっている。(c)AFP