【8月14日 AFP】米国生まれの子ども向けテレビ教育番組「セサミストリート(Sesame Street)」が、これまで45年間放送を続けてきた米公共放送局からケーブルTV局HBOに移行すると、番組の制作グループが明らかにした。今後、より多くのエピソードを制作することが可能になる見通しという。

 非営利団体セサミ・ワークショップ(Sesame Workshop)は13日、今秋以降5シーズンは、有料テレビ局HBOで放送すると声明で発表。同テレビ局が運営するインターネット配信サービスでも視聴が可能という。

 声明はまた、「この取り決めの重要な部分は、セサミ(ワークショップ)が、これまでの約2倍のコンテンツを制作できようになること」としており、今後、マペットが登場するスピンオフ番組や独創的な子ども向け教育番組を新たにを制作する予定も明らかにした。

 新たなエピソードは、HBOでの放送終了から9か月後に、これまで通り米公共放送PBSで、無料で視聴できるという。PBSは、セサミストリートを開始当初から放送してきた。

 1969年11月の放送開始以降、これまでに制作されたエピソードは4300話を超えるセサミストリート。番組では、エルモ(Elmo)やビッグバード(Big Bird)、クッキーモンスター(Cookie Monster)などのキャラクターが活躍する。(c)AFP